平成末期耽美派最右翼的問題作 リズと青い鳥 現役吹部の娘と

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まずはユーフォ2期の予習
撮りだめていたものの、やることが山積みで
ずっと積み状態でした。

リズと青い鳥のバックストーリーは全く知らない状態で、
とりあえず、なんとか4話まで見て、劇場に。
ぐうぜん、この4話が、今回見るリズと青い鳥
前振りになるとはな。


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リアル現役吹部の娘と二人で映画館の真ん中に席を予約して
いたのですが、一番遅い時間帯の劇場は、
男9割。しかもほぼオッサンww

えぇえ~~~www
娘もちょっと引いてましたw
ユーフォ自体は、吹部でも結構有名なので、
むしろ観客は女の子中心なのかと思いきやですね。


まぁ、この時間帯はそんなもんか。
でも、案外、ヲタクヲタクしていなくて、
映画マニアっぽい、ナナゲイの観客層に近い感じでしたね。

肝心の中身ですが、
前半は、不謹慎にもあくびが2回ほど!

ストーリー展開のテンポが超スロー。
別に退屈というわけでもないのですが、
なんか童話的、そうだ、
夏休みによくやっていた、世界昔話のアニメを見ている
気分です。

ただ、中盤以後は、急展開。
いわゆる、同性愛・・・といっても、エロい系では
もちろん無く、ひたすら美しい、
どちらかというと、「同性恋」ですね。コレ。
友情以上の純粋なものを感じます。

まさに、「耽美」という言葉がピッタリですね。

ハイティーンならではの、
半分大人、半分子供という微妙な年頃限定の
一瞬で通り過ぎる、壊れやすい、からこそ貴重な
結晶体的な感覚です。

宮崎アニメのような変に押し付けがましい教訓があるわけでもなし、
純粋に、美しさを楽しむ環境映画的な要素も有りますね。
現役中高生より、むしろ、かつて、中高生だった
大人にこそ響く作品という気がします。

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有名な相関図のようですねコレ。
映画版は、あえて、このキャラクターデザインを捨てて、
萌え要素を減らした、少し大人びた感じになっています。
スカートの丈も長くなり太もも萌えを減らしつつ、
ストーリーに集中できる感じですw
銀河鉄道999の劇場版で鉄郎がかっこよくなったやつ
見たいなもんでしょうか。

バイクのタンデムの帰路で聴いた、
娘の初見の感想は、
とにかく、希美が怖いと。

中々鋭い感想だな。

僕的には、最近見た作品の中では、
かなり高評価の作品となりました。

こういうのって、テレビではまずしないんだろうな。
ウルトラブルーレイは相変わらず超高いですし、
劇場で見た思い出をその都度作るのが、
最もコスパがいいような気がします。