Photorecording #363 こぞの雪いまいずこ

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一年でおそらく最も撮られる事のない桜の樹。

つぼみはすでに硬く芽吹く準備が完了しています。
有る意味、最も生命力漲る瞬間です。


本当は眠くなくてももう横にならなきゃ・・・と
想いながら、でもどうせ眠れないならもういいやと
半ばテキトーに。

浪人時代に出会った超名著
筒井正明先生の一節を思い出していました。
実際の書物は、床下収納の奥底にしまっているので、
持ち出せないので
ネットで拾える範囲で・・・師の授業の最後の訓話の一部です。
いつか、発掘して全文をもう一度読み返したい!



・・・今のこの苦しみが永遠に続くわけではない。

この苦しみが、いつの日か、大いなる歓喜、大いなる納得に

復讐をとげる定めであることを忘れないでほしい。

安易な絶望に陥るな。

厳しい冬を経てこそ春の花はさらに美しく、

秋の果実の成熟も濃くなる。

そのための、この冬の厳しさじゃないか。



冬来たりなば春遠からじ。

春を迎えれば、


こぞの雪 いまいずこ