0.2mm芯を唯一まともに使えるという価値だけの 「オレンズネロ」

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定価販売で、アマゾン予約していた、
オレンズネロの0.2mm、ついに到着しました。
いまだに、アマゾンやメルカリでは2~3割プラスのプレミア価格で
売られていますが、おそらく、夏明けには、
普通に買えるようになるんじゃないかな?

ぺんてるの威信をかけてテクノロジー
集約したという、超ハイテク国産高級シャーペンとの
ことですが・・・

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パッケージをあけて、一番最初の印象

チーーープ!!

なんやこれ?
下に並べた、ロットリング600と比べてください。
初心者モデラーがパチ組みした時の典型の
バリ+モールドの甘さ。
塗りが厚いというか、しゃきっとした
鋼鉄感が皆無なんですよね。しかも、軽い。
巷では、普通のプラシャーペンと比べて、
重量感がカッコイイ!なんていわれていますが、
ロットリングフルメタルを日常使いしていると、

「えっ?プラ製??」

と拍子抜けします。

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継ぎ目なんかも、単なる「デザイン」としての凹みであって、
0.01mm精度仕上げられで、金属と金属がかみ合ってかもし出す
鋭さなんて、微塵も感じられません。

まぁ、定価\3000って、小中学生には、高額アイテムですが、
製造コスト的には、厳しいでしょうし、期待しすぎたか。
とはいっても、ロットリング600だって、\3000クラスで、もっといい仕事をしています。

同じ、黒金属シャーペンですが、
800ラインと並べたらオーラ感はもはや比較になりません。

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そして、肝心の書き味

癖つよぉ~~!!

パイプごしに、かすかに出た「芯」を使って
書くわけなので、筆跡時に、100%金属パイプが
紙に当たることになります。
これが、独特の、気持ち悪い書き味になるんですよね。

かといって、普通のシャーペンのように、芯を出して、
書くと、自慢の自働芯送り出し機能が全く使い物に
ならず、かつ、0.2mm芯なんて、僕の筆圧だと、
1分持たずに、クラッシュw

慣れれば、ロットリング社ですら、実現不可能の、
超超極細の0.2mmをノックせずに、折れずに、
実用的に使えるのは、凄いといえば凄いです。
でも、0.3mm版なら、ロットリング600の方が断然いいですね。


調べてみると、ペン先を収納でき、芯は確かに折れないものの、
ボディーの中で輸送時に芯が折れたり、
凄く繊細なメカなので、故障しやすいみたいですね。

毎日持ち出して、ガンガン乱暴に使う「筆記具」アイテムではなく、
たまに、超細字を使って、マイクロ文字を書くのを楽しむ
専用の「工具」としてなら、ありかも。


見た目のイマイチ感と、あまりの書き味のくせの強さに、
使用数分で、プレミアのうちに、転売しようかな・・・
と思いましたが、
この世で唯一0.2mm芯をまともに使える日本発の
テクノロジーの具現化という、ただ、その点だけを
評価して、コレクションに加えておこうかなとも思っています。