大失恋だからこそ名作の秒速5センチメートル漫画版はまさかのハッピーエンド!

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100分de名著の中原中也特集をみていて、
愛する者との別れや、絶望のど真ん中で
吐き出された、絶筆4行詩に、しばし放心。

・・・この同じような感覚は、そうそう。
やっぱり秒速5センチメートルだよなと、
久々、HDDに眠る動画を見ます。

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何度見ても、息苦しいまでのセツナさです。これ。
幼い頃の恋をこじらせてたまま、大人になってしまった
こじらせ系、引きずり系男子のセツナさって、ホント、イトオシイよな。


被写界深度の浅い、大口径レンズで撮影したかのような、
アウトフォーカスのボケ味がこれまた、しっとりと美しい。

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このシーンが無茶苦茶好きで、
α99+5014を持って、F1.4開放固定で、トロトロの写真を撮りたくなります。

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髪がきれいになびく女の子と夕陽よ、俺に降りて来いww

スピンオフ「漫画版」が、まさかの、ハッピーエンドだと今更知ってビックリ!
小説版は当時読んで、アニメと対して変わらなかったのと、
漫画版のキャラクターがあまり好みではなかったので、
偶然スルーしていたんですね。

大慌てで、入手。読みふけります。

なるほど、そういう解釈できたか。

原作の「こじらせたまま」という展開もいいのですが、
コレはこれで、「IF」の一つとしては面白い。

しかし、思うんですが、運命しだいで、男女の中なんて、
ほんと、はかないモンですよね。
たかきクンとあかりちゃんも、もし、引越しがなく、
近場のままだったら
そつなく付き合って、そのうち、なんか、ケンカして、さめちゃって、
分かれてたかも知れないw

手が届かない恋や、失恋が、必ずしも
「アンハッピー」ではないという事が、十分わかる頃には、
人生折り返し地点がすぎちゃってるんだよな。

で、生まれ変わったら
また、全部忘れてるとw
人間稼業も、因果なモンです。