「君の名は」
ブルーレイまでまとうと、半ば諦めていましたが、何とかギリギリ
「見た側」に滑り込みました。
くれぐれも言いますが、
以下のレビューは、深夜アニメFANでもあるれっきとした一ヲタクの僕からみた
ヲタク「より」の感想です。
一般的なレビューとは本質が違うことをご理解くださいww
新海さんは、ほしのこえしかり、秒速5センチメートルしかり、
ストーリー的には、いい意味で、ラノベ臭がする、厨2的、乙女チックな
物。エヴァのように、難しい言葉や設定を「わざと」使いながらも、
設定外の深読み自体をも楽しむタイプですね。
実際、アナザーストーリーである、スピンオフの小説が爆売れw
多分僕も買うと思います。
音楽も渋いところついてくるな。
ラッドウィップスなんて、一般人には、バンプのコピー？！と
見たことがある癖のある、女の子の描き方やな・・・田中将賀？
・・・おぉ、とらドラ！あの花、夏待ちの人ヤン！！
そりゃ、カワイイはずだ。
ジブリの「カワイイ」とは明らかに違う、ヲタウケを知り尽くした人のデザインですからね。
そこはかとなく、漂う、深夜アニメ出身ならではの、
邪悪なw萌え感、色気が有ります。
そもそも、キャラクターにもやもやとした独特の恋愛感情を持つように
最初から確信犯的に計算されてますからね。
制服だの浴衣だのなびく黒髪だのって、記号的には、
ティーンアイドルがくねくね動く水着PVと同じなんですw
ゆれるミニスカートプリーツから伸びる素足の曲線表現、
襟足をくりくりと弄るしぐさ。
何年もかけて成熟してきた、日本深夜アニメならでは常套手法だからな。
分かっている人には定番の、サブリミナル的なあざといしぐさやカット割りが
バンバン使われていて、えっ、これ、アニヲタ達専用じゃなく、普通の人が
みていいのと？
はやっていいヤン・・・いや、
恥ずかしいから流行らないでww
レオスカラックス作品のように、
映画FAN向きの難解映画を楽しむとのおなじく、
「記号」を理解できる「キー」を持っていない人には、通じない世界のはずなんですが・・・
多分、これを見て、新聞の投書とかしている、60歳の爺さんや、小学生は、
深夜アニメFANとは無関係だから、耐性ないところに、
なんや分からんけど、はやってるからミトコっていきなり見て、
どんな感覚を持ったんだろうなと。
案の定、隣で見ていた、
おばちゃん＋大きい娘さん（持ち込み禁止のビールだの、つまみだの、マクドなどを
バシバシクイながら見ている大阪のオカン系w）は、
映画終了時に
「あ～～ねむ」
と無粋な感じでしたw
そりゃ、あんたら向けじゃないわ。アル意味、安心しました。
売り上げが200億に届くということですが、
これ、AKBのCDに10万つぎ込むノリの、見た回数自体にロマンを感じるヲタが
かなりいるみたいです。アマゾンレビューを見ても、たいてい、
5回見ました。明日6回目行きますとか、
病んでる人多数w
純粋な観客数は、半分ぐらいなのかも。
ちなみに、横で見ていた中１の娘は大いに感動！
さすが、俺の血を引いとるなw
「画がジブリとかとちがって、いまどき～～」
だってさ。
よくわかってるやん。
とにかく、思い出に大きく残る楽しい時間になりました。
関連小説や、ブルーレイも楽しむぞ！
