Helmut Sinn 最後のマスターピース Chronosport 41.J-02

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このときを、12年待ちました
もはや半伝説となりつつあった、
ヘルムートジン プライベートブランドでの最後の名作の一つ

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Cs 41.J-02
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突然のお話でした。
最初は、単なるスパム?かと思いましたが、そのただならぬ書き込み内容が判明
すると、体が凍りつきました。

「よろしければ、適価で、お譲りしましょうか」

後に判明するのですが、その方は、以前から、僕のブログ訪問者の
お一人だったようで、定期的にROMられては、
僕が、41J-02にあこがれていることをご存知だったようです。


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本当に大切にしていただけそうな方にお譲りしたいと思いました。

・・・CS41J02は少し「回り道」したようですが、最終的にはSinnさんに「面倒をみてもらう。」
ことになる運命に<もともと。>あったように思います。

あまりに、出来過ぎた話です。
なんらかのスピリチュアル的な事さえ、感じますね。
ここまでくると、神が絡んでいたに違いない?!

7年前、不可抗力としての経営破たんに巻き込まれ、家族が崩壊しようとする中、
小学生になる娘との約束だった、初ペットの、
ネザーランドドワーフをプレゼントしてあげるために、
当時の相棒、Sinn103SAを二束三文で売り払って、そして、更に、暗黒の日々。

しばらくは、ウサギだけがそばに残りました。

ひとつひとつ取り戻し、夢を再びかなえ、
当時手放した、103の上位互換である、41J-02が手元に舞い降りた今、
家族は、休日の僕の作った大盛り焼きそばを食べ、
ウサギも今も元気に・・・人間年齢70歳になろうとしていますが・・・飛び跳ねています。

ひょっとして、うさぎちゃん、君の仕業か?!


僕の中では、この41J、特にCS銘で、下三つ目の#02は幻のアイテムで、
どんなにあこがれても、手にはいるべき存在を越していました。

#02の象徴である、誇らしげな、12時間積算計
トリチウム夜光の証T SWISS MADE Tと、少しアンバーに色っぽく焼けたインデックスがたまりません。

10年前に活躍されていた、カリスマディーラーだったO氏いわく、
41Jの真髄は、#02ではなく、#01の横二眼である・・・と
おっしゃられていましたが、僕は、横二眼はHeuer1550SGの役目であって、
V7750ベースであれば、やはり3レジスターだと。

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Heuer1550SG 3Hもレアといえばレアですが、だいたい、1年に一回は
オークションに登場します。ebayを活用して、お金に糸目をつけなければ、
比較的いつでも手にはります。
それに対して、CS J41-02は、僕の知る限り、この10年でオークションでの
出品は皆無。ebayにも流れていません。
いや、世界中の入手手段を駆使しても、出会うことすら出来なかったのです。
流通動画もなし、限られた画像を頼りに、
PCの壁紙として楽しむ日々。

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前オーナーの方は、きちっと、定期OHをされていて、
今年初旬にそのOHが終わったばかり。
まだ、計測中ですが、日差はおそらく数秒以内!
クォーツもビックリの精度です。

シースルーバックから除く、V7750も別注仕上げで、
Sinn103とは格が違います。
まさに、宝石箱!

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今でも、まだ信じられません。
横に、確かにあるよな。

生きていれば、こんな日もあります。

7年前の僕に、言い聞かせてあげたいですね。


譲っていただいたX氏、ほんとうに有難うございました。

人生はかならず、波が有ります。
また、次の困難が押し寄せた時、今日の幸福を思い出すためにも、
この時計は、時計を越えた存在として、勝負の日に装着しようと思っています。