Dr.LAMY御用達! LAMY2000 0.7mm ペンシル

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LAMYといえば、サファリがあまりにも有名ですが、
LAMYの本気といえば、やっぱり、LAMY2000系ですよね。

LAMY2000系の中のさらにフラグシップは、
意外にも、万年筆ではなく、もちろん、大人気の4色ペンでもなく、
ペンシル、それも、0.5mmではなく、
公式では日本未発売の0.7mmが源流と、マニア間では認識されています。
ラミー社のBOSSも私的に使われているアイテムとしても有名です。

僕の一番の本気シャープペンシルは、ロットリング800ブラックなのすが、
このLAMY2000ペンシルも文具マニアとして、長らく気になっていました。

ロットリング800のように、真鍮無垢、金属の塊!という無骨な重厚感は皆無で、
非常に都会的・・・60~70年代の、やや窮屈で、ピリッとした神経質さを感じます。
スーツ姿に合うアイテムですね。

縁あって、掘り出し物を入手する機会があって、ここ数日
長らく愛用していたロットリング800と交換して使っています。

第一印象・・・ノックが異様に気持ちいい!ジャストサイズがワンノックでパチッっと
毎回確実に決まります。
文具に興味がない人でも、ノックすれば、明らかに違いがわかるレベルです。
そして、なんと言っても、クリップの精密さ。
完全に平面が出ていて、エッジがピッ!っと強烈にたっています。
単純なスクエアではない、相当、計算されて出た結果であろう、台形も、裏面に潜む
ドイツ製の刻印も、素晴らしい。
近年出た、ALL金属の、プレミエステンレスモデルよりも、このブラック樹脂とメタルパーツの
共存こそがデザイナーのゲルト・ミューラ氏が込めた「華」なんだろうなと。

精密模型FANなら、この味に共感してもらえるはずです。

華美な主張は全く有りませんが、
一定の感性を持つ人が触れば、明らかに別格のオーラを持つ事が
伝わるアイテムですね。

40年、モデルチェンジ無しで、しかもペンシルとしては
乱暴ぎみな定価(百貨店だと1諭吉弱!)ながらも、ちゃんと、生き延びてきた
のは伊達ではありません。

人類が作り出した、庶民にもギリギリ手が届く、マスターピースの一つですね。