平成版 光と影 「犬と網タイツ」 森山大道

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年度当初に目標にした、
「今年買いたい写真集」

は、光と影のオリジナルと、この「犬と網タイツ」
でした。

光と影は、買うタイミングが絶妙だったみたいで、
今では、僕が買った時の倍の価格まで上がって落ち着いています。
今の価格だったら買えなかったw
それでも、一時の十万越えからしたら、ましな価格ですけどね。
ネット流通のおかげだな。

本題の「犬と網タイツ」

ジュンク堂で見かけて、立ち読み。
一気にほれ込みます。
最近、やっと、少しだけ安くなった「古本」をアマゾンで発見!
すかさずポリります。


最近の大道氏の写真は、カラーであったり、モノクロでも、さらりとしたものが
多かった印象ですが、これは、TRI-Xで撮られていた頃のこってこての
ラフモノクローム・・・大道節が健在で、あぁいいなぁと。

もう、80歳も見えて来られた御大ですが、
写真眼は衰えることなく、ずっと、同じ嗅覚のままなんだろうなと。

全てたて構図という独特の写真集。
早く届いて、ガムシロップとクリームを入れた、
薫り高いアイスコーヒーとともに、ゆっくり鑑賞したいです。


ここに写されたもののほとんどは、都市のさまざまな街路や建物の外壁や路端に、さほど人の目を引くほどもなく、それとなくひっそりと在るもの、程よく寂れてひっそりとたたずむ、路地裏の片隅や人影などで、ぼくの日常の視線にふと止まることはあっても、ほぼ見過ごされても仕方のないものたちばかりだ

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