縦2眼クロノグラフの傑作 絶版 GUINAND 20.50-05LL

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ヘルムートジン氏が本当に自分の作りたい時計を作るために、
自身の設立した「Sinn」を売却し、立ち上げたのが、クロノシュポルト、ギナーンでした。

ヘルムート爺さんがこだわったデザインの一つである
「縦2眼のベビークロノ」

普段使いにも大き過ぎず、それでも、積算計を最大限生かすために、永久秒針を
オミット。
なんと、渋いアイデア!!

僕が所持するのは、その中でも、とっておきのリミテッドモデルである、
 20.50-05LLです。

腕に干渉しないための工夫である、左リューズ
全面夜光フェイス

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明るい場所から、ちょっと暗い照明の室内に移っただけで、
ギラギラと青色に、燐光します。

暗闇で、LEDライトで光を貯めると、
しばらく、本ぐらいは読めるほどの輝度を発します。

裏面の作りこまれたキャリバーも、シースルーバックで、
たまに眺めては、うっとり。
ただ、レザーバンドではなく、ステンレスバンドで使っているので、
裏面はあんまり鑑賞できないんですよね。

クロノグラフも、プッシュボタンで、「ピッ!」って一気に跳ね戻る感触が
素晴らしい。
ベアリングが入っていて、クリック感の気持ちいい回転ベゼルも、
実用的です。
風防は、球面サファイヤなので、アクリルに比べて、硬質感が強く
スマートな印象です。

日本代理店での、最終的な定価は\324000でしたが、
ヘルムート爺さんの引退とともに、絶版、販売終了中。
現在は、入手難の状態です。
日本国内での流通量は十数本といわれています。
ちなみに、大きなCSのポスターは、クロノシュポルト立ち上げの時に
ドイツから取り寄せたカタログです。
このカタログも今となっては、宝物の一つですね。

ギナーンは、新たな、経営者に引き継がれる?という
噂もありますが、もう、このレベルのデザインの製品が
世に出る事は無いんだろうなと思うと、
墓場まで持って行きたい大切なアイテムですね。

モノトーンのスタイルに似合う、
奇抜さの無い、ON用として重宝しています。
これをつけていると、気持ちが引き締まります!


お気に入りの白文字盤腕時計といえば・・・