僕世代のゲーマーだと、ゲーセンでのスペースハリヤーショックは
よく覚えておられると思います。
もちろん、ムービングシートの「体感ゲーム」としての魅力もさることながら、
音楽と、ビジュアルの融合が見事で、
幾何学的な空間アニメーションデザインも、濃い口なSF感たっぷりです。
数年後に出たギャラクシーフォースを最初に見たときは、
スペハリ以上のショックで、この空間を、ワンコインで、自分が操縦できるという
事だけでも、十分興奮したものです。
当然、家庭用ハードでは、移植不可能。しょぼ~~い、メガドライブ版で我慢して、
ほんの少しだけましな、FMタウンズ版のデモを日本橋で見ては、
マイナーな、タウンズ、ギャラクシーフォースのためだけに買う??
なんて思ったぐらいでした。
その後、ポリゴンが主流になって、3D的には、もっと発達していくのですが、
どうも、現実をシミュレートする方向ばかりになって、
リアルに成ればなるほど、「道路がない単調ドライブ」になっちゃうんですね。
飛ぶ事自体は、さほど楽しくない!
普通の飛行なんて、案外単調です。ほとんど動かない遠くの地面や海面、遠くの雲、
同じ色の空ばっかりで、それほど、アクティブな体験にはなりません。
僕が、箱○をハードごとかうきっかけになった
「アフターバーナークライマックス」は、強制スクロールを採用する事で、
流れる景色自体のエフェクトを重視する、「空をドライブする楽しさ」を
再認識させてくれましたが、この後このジャンルの新作は、続きません。
この独特の興奮感は、万人ウケするものではなく、ニッチジャンルなのかな。
同じ頃、DC版Rezにはまります。
HDリメイクの、RezHD版の唯一のパッケージ版としての入手は、
このQubed Nla 収録でしか無理なのですが、
発売本数が少ないのか、妙にプレミアで入手困難!
素直に、ダウンロード版をかうしかないか・・・と放置して
すでに3年たっちゃいました。
Rezは、もちろん、私的神ソフトなのですが、一般受けはほとんどせず、
あぁ、自分のこの感覚は、かなり独特なんだなと理解します。
Rezを昇華させ、現時点で、僕の空間浮遊の理想を最も具現化したのが、
このチャイルドオブエデン
とめ画でなく、動画でないと、魅力が伝わらないと思います。
とにかく、空間美、音楽との融合、そして、シューティング要素。
到達するところまで来ちゃった感のあるソフトです。
好きな人には、完全に「神」ソフト。
コーヒーを飲む感覚で、時間を作っては、定期的にプレイするタイプの
ソフトですね。
その分、興味が沸かない人には「はっ?」って感じみたいですが、
人の好みって、不思議だなあ。