2014 写真コンテストで思うこと その2

コンテストシーンで評価が高くなる写真が分からない。
自分には良く分からない作品が、とても高い評価を受けていることがある。
 
そして、その評価文を、落選する作品と差し替えても、
すんなりと読めてしまうことがあって余計混乱している。
 
これが、前回の悩みでした。
 
今まで、コンテスト「入賞」のための作品作りというのをきっちりと意識したことは
あまりなく、どちらかというと、写真入門書に書いてあるような、
「写真の作法」
をコツコツ、忠実に再現して「あっ、自分でも撮れるんだ」というような
撮り方をして来たように思います。
 
思い切って、入賞されている方にメールにて、質問をさせてもらったところ、
ほぼ、即答で、ものすごく丁寧に、深くお話を聞かせてもらえて
感激していました。
 
かいつまんで話すと
 
*選者の好みを読む。過去の入賞作品から、
どういったものが「良い」とされているのか相当分析している。
 
*誰もが撮った事のない、観たことの無い写真をまず心がける。
教本に出るような「構図や、露出等、テクニックの美しさの例」を模倣しただけの
作品は弱い。=教本の作例そのものをたとえだしてとしても、
市町村主催レベルの「キレイな、上手な写真コンテスト」ならともかく、
全国区のコンテストはまず入賞できない。
 
 
この2点の重要性を、具体例とあわせて、とても親切に教えていただきました。
 
このブログでも、何度か皆さんがおっしゃられていた事の反復でしたが
改めて、理解しなおした気分です。
 
 
そして、自分でも、コンテストについて考えていました。
 
コンテストに挑戦し続けることで、見る目を高める。
コンテスト用ではない作品も撮り続ける。
コンテストは、肩書きや、副賞よりも、他人のリアクションこそが一番の報酬。
 
例えば、いつもランニングの道で出会うチューリップ
 
イメージ 1
 
いわゆる教本で習った事は、それなりに体が覚えていて
*斜光、逆光はチャンス
*端の花まで切れていないか注意
*ストリートなら、いい感じに人物が入るまで少し待つ
 
なんてのは理解していますが、いまの僕はここどまり。
このシーンで、どうすれば、誰もが見たことのない、自分だけの画を生み出せるか。
 
 
もうひとつ、これも、教本レベル。
上のシーンを見たときに、同じ場所でも、
被写体に、少しもぐりこんで、カメラを近づければ
次の写真が撮れることは、既に体が覚えています。
でも、これは、先人が、何度も何度も撮った作品です。
 
コンテスト用ではない、自分の記録・・・いつも通り過ぎているランニングの
時に見ている花の「きれいめな」記録にはなっても、
自身も含めて、写真をたくさん見てきて、既に、こういう作品ではさほど
興奮できないでいるんですよね。
 
イメージ 2
 
 
さて、次は、どう攻めるか。
 
ヒントは、入選した作品をもう一回、
きちんと分析する事で、気づけなかった「凄さ」を感じていくことですかね。