もう、太陽が沈んで、薄暗くなりかけた頃、
お父さんと思われる人が、10歳前後の娘さんと、
バドミントンをしていました。
街灯がつく直前の一番暗い頃に、二人の
笑顔の歯だけが、目だって白く見えました。
おそらく、あと、数分もすれば、何も無かったように、
二人は、家に戻って、サザエさんかなんかをみて、
ご飯を食べつつ、また、月曜からの生活を向かえるわけです。
本人たちは、気づいているのかな?
ささやかながら、人として、最上級に近い、
本当に、すばらしい時間を過ごしていたことを。
見ず知らずの彼らを直接撮るわけにもいかず、
少し、視線をはずして、
傍の民家群と夕日後の空にカメラをさっと、向けて、
その場を去りました。

note
何もする気が起きない
・・・相手に勝とうとしてきた結果
自分が思っているよりずっと負けることを恐れている。
自分で自分を満たすことを知らない人ほど、
すごい、すばらしい、よくできる
と他者に言ってもらわないと不安になる。
他者に認めてもらう努力をするのもつらくなってしまったとき。
自分を認めてくれる人はとうとう誰もいなくなる。
寂しいけど、人と一緒にいることの方がもっと苦痛なんだ。
今はいいんだ。
自分にとって、このほうが楽なんだ
と自分を受け入れ、いたわってあげる。
愚痴をこぼすことで、心はバランスをとっている。
自分を変えない限り、また同じ状況に陥る。