森山大道「カラー」に感化されて

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

図書館でやっと順番が回ってきた森山大道カラー

森山大道氏といえば、フィルムでの、ハードなラフモノクロームが魅力ですが、
最近は、コンパクトデジタルでのカラーを積極的に撮られているという事が
気になっていました。

師のモノクロームは、ハードなものであればあるほど、心地の良い
抽象さです。
やや病理的な心象風景をリアルに描写出来る稀有の写真家だと思っています。

それは、銀塩モノクロームだからこそ・・・カラー、しかも、コンデジ??
さて、どうよ!

と鑑賞したのですが、なるほど、
そういう光とカラーの見方があるんだなと。

「リッチ」で「濃厚」なカラーの光と影。
そう、そもそも、光と影は、白黒である必要は無いんですよね。

もちろん、物質的な表層描写や、階調そのものに魅力を感じたときは
やはりモノクロームが最適な表現方法だと思いますが、
色の付いた光、色の付いた影というのも面白いものだなと。

もうひとつ強く感じたのが、本当に「好きに、直感で」撮られてるなぁと。
コンテスト用だと、どこかに「仕掛け」「珍しいイベント」「ユニークポイント」
が必要ですが、そういう、ある意味「わざとらしい」「あざとい」仕掛けは
あまりなく、純粋に、心が動いた些細な瞬間に、サッと。
レンズ特性や、トリッキーな構図に頼らず、
すごいペースで「数」を切られているというのがひしひしと伝わってきます。
お~~、こりゃ、自分でも楽しめそう!


さっそく、修理から戻ってきた(結局原因不明のため、新品交換になりました)TG-1一本で、
久しぶりのピーカンアウトドアのストリートスナップ

いやぁ~~面白い!
僕は、モノクロームFANですが、たまにはカラーの視点もいいですね。


ちなみに、TG-1はGPSロガーモードで記録したので、
事後に、PCでみると、地図上の僕の撮影ピッチ、ルートがわかって楽しいです。
改めて、よいカメラだと。