夕方、息子と散歩をしていて、
自身の最近の境遇を
ぐちぐち話してしまいます。
自身の最近の境遇を
ぐちぐち話してしまいます。
先に帰るわというつれない態度に
少し拗ねモードで、僕は
すたすた前を歩きます。
少し拗ねモードで、僕は
すたすた前を歩きます。
分かれぎわ、聞き取りにくい小声で
「独りでいいわけいっときーや」
と。
祝日だというのに、ガンガンどんどんと熱心な、町工場の稼動音、
ぷんと臭い、畑の堆肥の臭い、複雑でグラマラスでリッチな雲
ぷんと臭い、畑の堆肥の臭い、複雑でグラマラスでリッチな雲
20年前に、今の情況は想像できたか、次の20年は、
どうしたいのか。いや、どう「流される」のか。
チャリのペースは完全にフラフラです。
どうしたいのか。いや、どう「流される」のか。
チャリのペースは完全にフラフラです。
その光を見ながら、はっと気づきます。
「独りで言い訳言っときーや」ではなく、「一人で夕焼け行っときーや」
の聞き間違えだったんだと。
の聞き間違えだったんだと。
東の空に、まさかの虹がわき始めます。
なんというタイミング!
最初、極太のものが近くに。
それが、だんだん細く遠くになりながら、完全にアーチ化し始めます。
なんというタイミング!
最初、極太のものが近くに。
それが、だんだん細く遠くになりながら、完全にアーチ化し始めます。
この虹を、今からでも、いっしょに見れるか!