空に落ちる快感 GRAVITY DAZE に残された可能性

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久々、ゲームのCMでおっ!やってみたいかも!
と思う内容のものが現れました。



「空に落ちる」
というキャッチがいいですよね。
CMもおしゃれ。
公式HPを観てみると、最近発売されたばかりではなく、既に、数ヶ月たっていた
様子。情報全く入ってこなかったなぁ。
埋もれたままの名作が、ヴィータに限らず、他にも一杯あるのかな?
ゲーム性、キャラクターデザインなんかは、非常に好みなのですが、
音楽が、パンツァードラグーンやキングズフィールドのような
「オーケストラ荘厳系」なので、ちょっともったいないか。
まぁ、バックストーリーを考えたとき、それはしょうがないんですけどね。
Rezみたいなテクノポップが似合うゲームでないのかいな!

まぁヴィータは本体が\10000値下げにならない限り、物理的に買えませんのでw
専用ソフトを買うか買わないか以前の問題なんですが・・・


かねてから、空を飛ぶ・・・というより、浮遊感、落下感が、今時ゲームでなぜ強調
されないのか、もったいなぁとおもっていました。

たとえば、エースコンバットのプレイ記事でも考察したのですが、平面(地面)だけが
いくら高速スクロールしても、あまり飛行感を感じないんですよね。
だって、空に向かって飛んでいる間は、対象が希薄なため、スピード感皆無ですから。
体をぐるっと取り囲むようにある、周りのものが、いっせいに動かないと、
2Dの画面ではなかなか「飛ぶ」という楽しみを味わえません。


往年のゲームを振り返ると、同じフライトモノでも、セガのウイングウォーなんかは、
エースコンバットより、はるかに「粗い」ポリゴンでも、
すさまじい空戦のスピード感を感じます。
比較的地面に近い戦場で、下面だけでなく、側面も、同時に動く中をうまく
飛ばされるからなんでしょうね。
地面しか動かないゲームとして「アフターバーナー」がありますが、
こっちは、固定スクロールなので、地面以外にも、敵機、ミサイルの煙で
進行方向の浮遊感、加速感が強烈に味わえます。

アクションゲームでも、Rezジェットセットラジオクレイジータクシー
PCゲームだと、ロックスターの湾岸ミッドナイトクラブ等、そういう、視覚的に
上下左右、加速、減速を存分に味わえるように計算されつくした
「名作」達がかつて、いっぱいあったのに、最近あまりにも皆無だったような。

そういう意味でも、GRAVITY DAZEには可能性を感じます。
もしヴィータオーナーになったら、真っ先に買いたい作品ですね。 


聞きかじりなんですが、某老舗ゲームメーカーなんかは、
早期退社を募って、往年の名デザイナーを大量解雇して、専門学校新卒の若手と
替え、SNSゲームの大量生産に切り替えて生き残りを掛け始めているとか。
同じ「ゲーム」という名前が付いていても、SNSゲーって、パチンコや出会い系に当たる
別形態の娯楽ですよね。

解雇されたかつての名デザイナー達は、今、どこで何をしているんだ??
もはや、ゲームを作ってすらいないような気がします。きっと多くはそうなんでしょう。
僕が20年来愛したゲーム文化が、急速に滅んでいく~~
もはや、レトロゲーの中でしか生きられないのか?!


そこそこの儲けで、細々と、でも、確実に、コアなFANの中で愛される
ゲームが定期的に供給される・・・という市場が滅びないことを願います。