菜の花畑の女の子

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雨の合間に、一瞬だけ太陽が出たので、
急いで、カメラを持って、自転車を飛ばしました。

雲の切れ間から、大切な光が届いているうちに、難しい顔をしながら、
一生懸命菜の花を逆光から狙っていると、
知らない女の子・・・年長さん~ぐらいかな?・・・が、僕に突然話しかけて来ます。


「わぁ、カメラマンのヒト?!、なんで、そればっかりとってるん?
あっちにも、キレイなはな、あるよ」


僕も、あわてて、イヤホンをはずして、

「ピントあわせるの、たいへんやねん。きれいなはなどれ?」


と小さな子供としゃべるモードwでゆっくり優しく聞くと、

とことことこ~と、走って、花を一輪とって、僕に、持ってきてくれました。

じんわり幸せな気分になりました。


なんか、フランケンシュタインの映画に、そんなシーン無かったっけ?!
まだまだ、この世もすてたもんじゃないな。