モノクロvsカラー

そういえば、デジタル一眼を購入して、一番最初に読んだ本は、
ナショナルジオグラフィック プロの撮り方 モノクロ編だったような。

モノクロフォトって、一眼を買ったら、絶対にやりたかったジャンルなんですよね。
しばらくして、出合った、森山大道さん、中平卓馬さんや、アーネスト・サトウさんの
モノクロにどっぷりはまって、何でもかんでも、ヘンなモノクロに仕上げて、
家族の顰蹙(難しい漢字だ!)を買ったものです。
娘からは、「またくろしろ~」って、ウケが悪い悪い(W


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カラーとモノクロ、どちらも魅力的なのですが、
歴史的、そして、現実問題として、いまだに、
モノクロの方が、より、芸術性が高く、より高難易度とされているような気がします。
ジオグラフィックにも同じように記述してありました。

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絵画と同じように現物を「作品としての販売」となった場合、
モノクロフォトはカラーに比べて、大抵すごい値段がしますし、なおかつ、色々なフォトコンでも、
モノクロで勝負するからには、露出、構図や、シャッターチャンスはもちろん、
「現像テクニック」も相当しっかりしていないと、だめなようです。
エントリーすら、恐くて、よ~近寄れません(w

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対して、映画や、絵画が、モノクロの方が優れているというムードがまったくないのが
不思議ですね。

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CDではなく、アナログレコードがいい!っていうのとは、ちょっと違う事情があるようです。

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実際、僕は、「色を写したかった」「普通(無難)な写真を撮る必要がある」
という時以外は、基本は、モノクロで楽しむのが好きです。

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それは、モノクロだと、明暗、コントラスト以外にも、粒状感、ストラクチャパラメータ等、
それほど経験を積んでいない時期でも、クイックに楽しめる部分が多いことと、
なにより、安モンのディスプレーでの表示や、安モン
プリントでの破綻がカラーに比べて少ない・・・気がするからです。

そして、いずれ、きわめて行くと、むしろ、カラーより、壮絶な現像テクニック、
超高級な表示機材、プリント環境も要求されるのはモノクロの方。

やっぱり、ロマンだなぁ~。


さて、やっとこさ、本当に久々、インク買いなおしました。
ウェブ現像は、低速ADSLだと、やっぱり、邪魔臭いんですよね。
カラーで、入学式の写真をだそう♪