川島小鳥 BABY BABY 評価まとめ

以前お話したプレミア私的写真集のタイトルネタバレです。
何人かの方には、すでにお伝えしたかと思います。

ヴィレッジバンガードに、在庫確認で片っ端から電話をかけていたのを、
息子と、娘に聞かれていて、今でも、そのやり取りを
ちゃかしながら、ものまねされています(W

結局、実店舗での定価購入は断念。アマゾンのプレミア価格で入手したのですが、
その時の名残で、オクにもアラートを入れていて、
今更引っかかったんですよね。

さて、どんな価格になるやら。


娘に、

「なんで、おんなのこの写真みてるの?」
って聞かれて、
「このしゃしんみたいに、キミを撮りたいから」
って、一枚一枚めくりながら、説明していくと
「あぁ~そうか。ほんとだ」
ってわかったような顔をしています(W

以下、僕が購入するに当たった、私的メモ。
ネットに散在する川島小鳥BABY BABYの感想です。
あ、アマゾンの評価は、僕も参加しています♪



コピペもとの方々へ
転載は無許可なので、もし問題ある場合はご一報ください。
速やかに対処いたします。

この写真集のすばらしさが、歴史に埋もれてしまうのは、あまりにも勿体無くて!
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最も衝撃的で
ハートがしめつけられる
1番好きな写真集です。

1人の女の子をずっと撮っています。
15、6歳か17歳くらいか
水着もセクシーショットもなくて
ただ2人であちこちおでかけして
2人でおでかけするのはデートなのかな、って
ちょっとだけおめかししたりしなかったり
ファインダー越しに目があうのがうれしくて照れくさくて。

身近に普通にいそうなリアルにかわいい女の子は
ぼくやあなたが好きだった
例えば気がつくと目が追っていたクラスメイト。
例えば子どものときによく遊んだのに
へんに意識しちゃってぎくしゃくしちゃう幼なじみ。
例えばグループ交際からはじまって
最近やっと2人で遊びに行くようになった友達以上。
初めて好きになった女の子と気持ちを通わせあえるよろこび。

あの子のことを考えるだけで
いつだってぼくはとても楽しい気分になるんだ、
みたいな女の子と一緒に過ごす時間の
切なさ甘さ興奮ときめきものぐるほしけれ。

これはデートだ。
この写真集を開くと
大好きな女の子と会える有頂天や
うれしくってうれしくってもどかしい距離感が
まざまざとよみがえります。
 ・
 ・
 ・
人物を撮るならやはり恋人を美しく撮りたい。
恋人じゃなくても素敵な人を素敵に撮りたい。
ああああぁ。
つまりようするにあなたの写真を撮りたい。


なくなった出版社の一品。
胸キュン死必至の写真集。
一人の普通の女の子が被写体。
撮影者にとっては超特別な女の子で
あることがありありと伝わる。
新風舎には存外興味深い本があって、
中でもこれはキラーコンテンツ


ある1人の少女をひたすら撮りまくってる写真集で、
やたらピュアというかプラトニックというか、
とにかく邪なものが一切感じられない無邪気なポートレート

少女は素人で、多分10代後半の数年間なんだけど、
本当に無垢な目でこっちを見てるの。
どこか脆さと儚さを同居させてて、微妙に切ない気持ちにさせてくれる。
なんともいえない距離感です。

決して笑顔を振りまくわけじゃなく、表情を作り込むでもなく、
ただカメラを視る少女。無表情ともちょっと違う。
カメラの前でこの顔って、できそうでなかなかできないもの。
さながら会話を交わさなくても、ずっとずっと側にいられる、
そんな信頼感を思い起こさせるような直視。
それがなんかこっちの心を揺さぶるのです。
近づきたいけど踏み込めない、そんなもどかしいような、このままにしておきたいような。

オレもこんな風に誰かを撮りたいなー、と
思ってしまった永遠の少女の物語。
どこか少女性のあるものに惹かれてしまう人にぜひ見て欲しい一冊!


ほんとに普通の女の子を何年間か撮り続けたという写真集です。
川島小鳥さんとモデルの女の子は地元の幼なじみのようです。
きっとお互いに恋心を抱いていただろうとは思いますが、つきあっていたかどうかは分かりません。

写真は別に全てが美しく撮影されているわけではなく、
タイミングがずれて変な顔になったりしているものもあります。
小鳥さんはそれもカメラを通じていとおしく感じていたのだろうと思います。

モデルの女の子の若さ故のまっすぐで純粋な気持ちと
ちょっとしたことで壊れてしまいそうなもろさが絶妙なバランスで映し出されているように思います。

ボクは痛々しいまでの切なさを感じました。



たった一人の女の子を4年間撮り続けたというその写真集は、
女の子がモデルなのにちっともやらしくなく、とにかく可愛いんです
最初に本屋さんで見かけたときは、
ジュディマリYUKIに似てるな~なんてパラパラとめくっていたんですが、
歳相応のあどけない顔で笑ってるかと思ったら、
突然大人びた眼差しを向けてきたりと彼女の表情から目が離せなくなり、
最後の頃には同性なのにその子が大好きになっちゃいました

恋しているときのようなピュアで暖かい幸福感に心が満たされて、
思わずほぅっとため息が洩れてしまうような不思議な感覚。
なんでだろ~と思ったらあとがきを読んで納得しました

その子は写真を撮ってくれるお兄ちゃんにずっと片思いをしていたらしいのです。
自分を好きだからモデルにしてくれたのかなって幸せな気持ちになったり、
やっぱりただのモデルなのかなと落ち込んだり、
私の気持ちに気付いてって想いが写真を通して心に響いてくる。

写真ってすごいなぁと改めて思いました

幸せな時に開きたい、今一番オススメな写真集です

一人の女の子をテーマに撮った写真の集大成。
しかし、なぜか恋人を撮り続けた作品集という感じは希薄。
それは著者の視点、対モデルとの距離感がそうさせるのか。
Cプリントによる、彩度を押さえたソフトな作風だが、
合間に小道具や服の色のビビッドさを効果的に挿入して、
ノスタルジックな感じもするけど昔の写真ではないと解る。

著者の視点はユニセックス的だとも思える。
その視点は、彼が師事する沼田元氣の作風に影響も受けているからだろう(最も影響を受けているのは、写真の組み方だと思う)。
本の体裁はB5サイズの約240ページという、
質感からいうと漫画雑誌のような分厚さ。
本編に使用されている紙はマット系で良質。

定型とはいえ、この体裁は川島小鳥サイドの提案と思われるが、
それを実現した版元の柔軟さには賛意を表したい。
巻末の沼田元氣による解説も秀逸で面白い。

筆が乗ったクライマックスでは、
とうとう被写体である少女による著者への手紙までが披露されるという(!)もうほとんどヌマ伯父さん真骨頂の空想憚となっている。
ヌマゲンファンも要チェックな名文ですぞ。

いずれにしても今年の上半期ベスト! の写真集であると断言できます。

著者の川島氏とは以前少しだけお話したことがあって、
拝見したポートフォリオでも、
本作品集に通じるメロウでイノセントな空気感が溢れていました。
出版を心から祝福したいし、掛け値なしによい本だと思う。

それにしてもタイトルのBABY BABYは意外だ。
私は勝手に頭の中で、リンダ・ロンシュタットの「Oh Baby Baby」が流れていて、
写真を眺めました。実際はどうなんだろう。
小鳥さんがもしこれを読んでくれたら、教えてほしいところです。

1冊の中で、季節は変わり、少女のファッションや髪型も変わる。
読み終えたときに感じる甘酸っぱい気分は、
終わってしまった恋愛をふりかえったときに感じるものに近い。
巻末に、被写体になった少女からの手紙が紹介されていた。
写真集の中の自分は既に何年も前の自分である。

僕はルイス・キャロルの被写体になったアリス・リデルが長じて後に書いた文章を想起していた。
そこには既に少女ではない女性が存在していた。
あるいは、沢渡朔の『少女アリス』の被写体になった少女を、何年か後に撮影して1冊の写真集にしたとき、そこには既にアリスでもなんでもない女性が存在していた。

アリスは写真におさめることで、アリスで在り続けることができるが、
逆に、アリスがいかに非アリスにたやすく変わっていってしまうものかを思い知らされてしまう。

『BABY BABY』の少女はこの写真集を見て、泣いた、という。
自分が変化してしまったことに思い知らされただけではないだろう。
当時気づかなかったことが、今、こうして写真集として見ることで、
多くの伏線としてゴロゴロ転がっていたことに気づいたにちがいない。
被写体になった少女は、ダテに川島小鳥をひきつけていたのではない。
今でも素晴らしい女性であることが、その手紙からはビンビン伝わってくる。
川島小鳥は、とても幸せな人だと思う。
よかったね!


ヴィレヴァンで運命的な出会いをしてしまった写真集。
このおんなのこがすっごくかあいくて、衝動買いしてしまったの。
どこにでもいそうなちっちゃくて細い童顔のおんなのこなのだけれど、
そこがいい。。
「わたしを見て!かわいいでしょ??」って媚びた笑顔をしてるアイドルとは、
比べ物にならないくらいかあいい。
笑顔より、ムっとした表情の写真が多いのだけれど、そこがナチュラルでかあいい。
表情が自然でかあいい。
笑顔の写真は少なくてちょっとニコってくらい。
ネコを撫でてニコっとしてたり。

このおんなのこを4年間撮り続けた写真をまとめたものらしいんだけれど、
このこの成長がわかってかあいい。
最初のほうの写真は、すっぴん?ほとんどお化粧してない感じで、
まつげがくるんってなってくちびるがうるってなって、まゆげがほそくなって。
髪型もじょじょにかわっていってストレートのセミロングからショートになってボブになってふんわりしてかわって。。

そしてそして、このおんなのこのお洋服がかあいすぎ。
チェックのスカート、ベレエ帽、ハイソックス、ぺたんこストラップシューズ、
カーディガン、ブラウス、バッグ、
全部全部かあいい。
かざってなくてシンプルでかあいい。