
人々は苦しみを手放すのに苦労する
未知のものに対する恐れから
慣れ親しんだ苦しみから離れられない

どうすれば苦しまない事を正しく選べるのか
一人一人が世界に対する自らの認識の中に生きており
その認識は隣にいる人と大きく異なっている

同じ出来事を体験しても、同じ時間に同じ場所にいても
まったく異なる経験をしている
現実そのものの中ではなく
現実に対する認識の中で生きている

特定の出来事や物事について
普段の考えを手放すと
そのことに対する
経験は一変する

考えることをやめた瞬間に幸せが始まる
頭脳を使い続け過ぎると闘争か逃走かの状態が維持し不安、恐れ、
憂鬱、怒り、憤りなどネガティブな感情に常にとらわれることになる
頭脳はあらゆるものを自分の存在そのものに対する脅威だと考えるから

脳内の声だけに耳を傾けるのをやめて生存だけではなく
心身の健康を助けるもっと大きなものに意識を向ける必要がある

思考するためには相当量のエネルギーや労力=限りあるリソースである意志力が必要
頭の中のすべての考えと向き合う必要はない
苦しみをもたらしているのは考えている「内容」ではなく考えているという
「事実そのもの」

ポジティブな考えというのは
考えた結果生じるものではない
安らぎや愛、喜びのある自然な状態から生まれる
思考ではなく状態の副産物

少し頭を切り替えるだけで、何も考えない状態から
安らぎや愛、喜びが手に入る
ポジティブな感情の強さはその瞬間に考えている量に反比例する
ネガティブな感情の強さは思考の量に直接関係している

考える量が少なければ少ないほど
ポジティブな感情が自然に生じる余白をより多くつくることができる
考えるのを完全にやめることは不可能だが減らすことはできる
考えと考える事=思考は違う
考えは次々に浮かんではあふれて消える

そのままほっておけば
ひとりでに落ち着いて思考から解放される
自分で乱さない限り澄んでいる

人生が不透明で混乱し、ストレスフルで次に何をすべきかわからない場合
思考が泥をかき回して頭の中を濁らせ前を見えづらくさせているからにすぎない
干渉しないことによって思考を落ち着かせ、少しずつ頭の中を澄んだ状態に戻す

なすがままにして、生まれ持った内なる知恵が普段の明快で安らかな状態へと
導くように任せる
根底には常に純粋な充実感に満ちた状態が存在し、決して失われることは無く
ただ忘れているだけ、このことを思い出すには一瞬あればよい

無心に至る
ゾーンに入る
こうあるべきと自分が考えることに頼るのではなく
本能的な無意識の反応の導きに従う

もし考えることをやめたら目標や夢、願望はどうなるのか
人生に何かを望むのをやめてしまうのか
ソファーに寝転がったまま怠惰に過ごす人間に成り下がって
もう何もしない人生を送るのだろうか

目標や夢がどこから生まれたか
「したい」か「しなければならない」か
インスピレーションか、切羽詰まった状態=手段としての目標なのか