陰翳礼讃335 読む力 覚書

この楽しい時間が長く続くといいなぁという浸り感

だらだらは長続きする

集中力が必要なくおまけに楽しい

落とし穴、雑味を排除

「あまり強い言葉を使うなよ、弱く見えるぞ」

「正しさ」「正解」に過剰に頼る

正解に見えるものはたいていは後出しじゃんけん

どういう人間関係をつくっているかで

流れてくる情報が決まってしまう

「エコーチェンバー」に入ってしまった人には何を忠告しても無駄

「残響室」

同じような信念や考えを持つ人たちが閉鎖的な場所に集まると

お互いに「そうだ、そのとおりだ」と言い合い続けて

一つの信念だけがどんどん増幅されてしまう

自分のアイデンティティが崩壊する怖さから誤った信念にしがみついてしまう

SNSを人間関係用と情報収集用で分けて使う

「プッシュ情報」と「プル情報」

テレビを日がな一日見ていてだんだん頭が空白になっていく状態はプッシュ情報におぼれている

専門家は一般人の勝手な思い込みとはまったく異なる視点を持っている

専門家になればなるほど「断言はしなくなる」

ダニング=クルーガー効果

過剰に断言している人、強い口調を使ってる人はたいてい△

信頼できるいい専門家は亭々の場合、同じように信頼できる専門家とつながっている

記事の見出しを読む瞬発力、隙間時間

本文を読む持続力、じっくり画面と向き合う

この二つは全く違う性質
ボランティアには短期的な見返りはない

長い目で見ればいい人間関係と

どこかで見返りがやってくることを期待できる希望がある

インプットをキチンと続けなければいずれアウトプットの源泉は絶えてしまう

情報量が枯れ果ててしまっている

エピソード記憶

ウェブと書籍、この2つの軸はどちらが欠けてもいけない

勉強の本も娯楽の本もすべて自分にとって楽しみな本に統合してしまう

インテグレーション(統合)

作者の個性と、自分の好みがマッチしているか

訳文がこなれているか

本は自分のための投資

多少の失敗を覚悟しても、思い切って金と時間を投じてみる

上限の冊数を決め死守する

本を発見しやすい書店がある

今読んで楽しい本を読む

楽しいから知肉になる

実用書は知の断片を吸収する

必要なところだけを拾い読みしていく

正解に見えるものはたいてい後出しじゃんけん

きれいごとをうのみにしない

なんとなくやる気になる

そこに情報の正しさや正確さは全く求められていない

カンフル剤は時には必要

しかしカンフル剤ばかり飲んで必要な栄養素をとらずにいれば

健康は必ず損なわれる

集中力を長時間保てない時代の読書術とは

隙間時間で一日2時間捻出する

無意識の領域で情報と情報が衝突して発火し、

新たな視点が降ってわいたように浮かび上がってくる

人はコンピュータのような論理ではなく、

突如として

そうだ、AはFだ!と思いつく

「降りてきた」状態

そのためには無意識の領域に餌をばらまき続ける

頭の中の雑多なノイズはできる限り排除した方がいい

雑多な思い。雑念で溢れてない状態

清浄な空間

からっぽの空間に神が舞い降りてくるのを信じている

目の前に用意されている空白の場所へと神が舞い降りる

舞い降りは気持ちが散漫な方がいい

先行きが安定してしまうと人は精神的に不幸になる

未来への倦怠感は人を後ろ向きにしてしまう

集中力は何もせずに勝手に沸いてくるものではない

人間にとってのブーストラップは頭を使わないタクス

いったん動き出した脳はだんだん酸素を取り入れて活発になる

単純作業ではない頭を使う作業もできるようになる

 

人に強制されているのではない

自分が好きでやっている