陰翳礼讃279 人でも場所でもない、「感覚」を撮る

意味深な写真は上位を獲得する反面ひとりよがりという
最大の危険と常に隣り合わせ
共感を求めすぎると意味深な独特の世界観が損なわれる
独りよがりを超えた強さを求める

色んな理論いっぱいあるけど
どうも後付の気もする
自分が好きの感覚を磨く努力のほうが
楽しいし長続きするし正解にちかいかも
そしてそれが認められないなら
認められるカテゴリーを探して
そこの仲間と楽しむのが幸せ

もっさりしたおっさんやじじいのいけんより
可愛い子とキャッキャ言ってたほうが幸せやん
80に成ってもさ
きっとね

ポルコロッソが75歳とかでも
耐圧スーツ来て
女の子に親指立てて飛ぶのと同じ

どんな素晴らしい感覚も相手に伝わらなければ表現にはならない
かといってわかりやすいものをつくるわけでもない
そこが難しく面白い

=ちゃんと踏み込んで自分なりに苦労して撮れたものかどうか

手軽に撮れるものを撮っただけという感じがしたら△
内容に意識を向けて撮りこむ

写真家は撮る人である前に「見る人、感じる人」
である

イメージに方向性
ムラをなくす

楽をしないで気持ちをイレル
感覚を掴んだら数を撮る

写真とタイトルを喧嘩させるのも楽しい
説明的にならないように
さりとて表現意図を伝えられるように

独りよがりではなく
共感させる力・・・ああ、たしかに○△っぽいわ!
○△になってしまう
コレ

放課後のような人気のない雰囲気

みんなが感じられるものこそ大切
共感できるものを独自の表現力で見せる

作家性はたくさん撮っていく中で育まれる
常に自分のスタイルを見つけるという意識を持つ

被写体を見つけ出す目
身の回りのもので作品を作る

どこかに迷い込んだような
少し不思議な感覚

のどかな田舎じゃだめ
おばはんじゃだめ

背後に日常がある個人的な目線で他の誰にも撮れない
個人的な風景を毎日観察すること
毎日写真を撮る意識