先日の休日は朝イチで映画二本立て!
今最旬の鬼滅の刃とこれまた日本のアニメーション技術の最先端最高峰の塊
どちらも2時間超の大作なので、頻尿気味の僕は結構ソワソワですw
まず鬼滅ですが、完全に原作を超えてるというか、
いわゆる「日本アニメ的動画技術」が凄まじいですね。
ピクサー等の3Dアニメでは絶対に出せない、
セルアニメならではのスピード感は、何十年もかけて培ってきた
技法が詰め込まれています。
特にすごいなと感じたのが次の3点!
①画面奥から手前、手前から奥という「縦方向」の動き。
これって、動画マン泣かせなはずなので相当手間かかってるなぁと。
②フィッシュアイレンズで撮ったかのようなパースデフォルメによる粘っこい鋭さ
とにかく、カメラアングルというか、見せる角度がにくい!
③夜ならではの透過光、光彩表現の美しさ
今季地上波でやってるアクダマドライブもこの①~③を盛り込んだ
秀作ですが、かけてるお金と才能の桁が想像できて興奮しました。
ストーリーはまぁ王道ジャンプ系なので割愛w
キャラクターデザインが、癖は強くともオタクに媚びない
ものなのもヒットの要因でしょうね。
ヴァイオレットエヴァーガーデンの方ですが、
こっちは、いわゆる一般大衆受けはしにくい完全通好みの秀作です。
原作(テレビ版)を知らないと、ストーリーそのものは
完全には感情移入しにくいだろうな。
なんというか、そこはかとなく漂う高貴感というか、
清く正しく美しい、宝塚歌劇団的な空気を感じます。
実際お客さんも上品な女性がほとんどのような(偏見w
まず、背景画の美しさが完全に世界遺産写真集レベル!
光と影の塩梅や、構図もいい。
想像画ではなく、元ネタがあるんじゃないかな?
背景というより、それがメインでしょ?というぐらいに
ただただ、美しいです。ずっと見てられます。
そして鬼滅と一番違う魅力は、キャラクターのアップ時の細かい表情の揺れ、
髪の質感等が異様に作り込まれてる点ですね。
本物の人間の顔をそのまま3Dにするのとは違う、
それなのに、本物以上に喜怒哀楽がひしひし伝わる目力が
なんかただすごいです。
京都アニメーションでしか作れない門外不出のテクニックですね。
これは、高画質映画館でみたいですし、
HDブルーレイではなく、8Kのソフトと再生環境があれば、
ところどころ静止画にして壁紙にしたくなりますね。
9時に映画館に入り、終わったのは14時を過ぎていましたが、
ホントあっという間でした。
いやぁ~どっちも良かった!
自宅に戻ってからは、映画の考察を読んだりして
あっという間に深夜にw
濃い、理想の休日でした!