2020年時点のアニメーション技術最先端!鬼滅の刃 VS ヴァイオレットエヴァーガーデン~アマチュア写真撮影ファン目線で

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先日の休日は朝イチで映画二本立て!

今最旬の鬼滅の刃とこれまた日本のアニメーション技術の最先端最高峰の塊

京都アニメーションヴァイオレット・エヴァーガーデンをば。

 

どちらも2時間超の大作なので、頻尿気味の僕は結構ソワソワですw

 

まず鬼滅ですが、完全に原作を超えてるというか、

いわゆる「日本アニメ的動画技術」が凄まじいですね。

ピクサー等の3Dアニメでは絶対に出せない、

セルアニメならではのスピード感は、何十年もかけて培ってきた

技法が詰め込まれています。

 

特にすごいなと感じたのが次の3点!

①画面奥から手前、手前から奥という「縦方向」の動き。

これって、動画マン泣かせなはずなので相当手間かかってるなぁと。

②フィッシュアイレンズで撮ったかのようなパースデフォルメによる粘っこい鋭さ

とにかく、カメラアングルというか、見せる角度がにくい!

③夜ならではの透過光、光彩表現の美しさ

 

今季地上波でやってるアクダマドライブもこの①~③を盛り込んだ

秀作ですが、かけてるお金と才能の桁が想像できて興奮しました。

 

ストーリーはまぁ王道ジャンプ系なので割愛w

キャラクターデザインが、癖は強くともオタクに媚びない

ものなのもヒットの要因でしょうね。

 

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ヴァイオレットエヴァーガーデンの方ですが、

こっちは、いわゆる一般大衆受けはしにくい完全通好みの秀作です。

原作(テレビ版)を知らないと、ストーリーそのものは

完全には感情移入しにくいだろうな。

なんというか、そこはかとなく漂う高貴感というか、

清く正しく美しい、宝塚歌劇団的な空気を感じます。

実際お客さんも上品な女性がほとんどのような(偏見w

 

まず、背景画の美しさが完全に世界遺産写真集レベル!

光と影の塩梅や、構図もいい。

想像画ではなく、元ネタがあるんじゃないかな?

背景というより、それがメインでしょ?というぐらいに

ただただ、美しいです。ずっと見てられます。

 

そして鬼滅と一番違う魅力は、キャラクターのアップ時の細かい表情の揺れ、

髪の質感等が異様に作り込まれてる点ですね。

本物の人間の顔をそのまま3Dにするのとは違う、

それなのに、本物以上に喜怒哀楽がひしひし伝わる目力が

なんかただすごいです。

京都アニメーションでしか作れない門外不出のテクニックですね。

 

これは、高画質映画館でみたいですし、

HDブルーレイではなく、8Kのソフトと再生環境があれば、

ところどころ静止画にして壁紙にしたくなりますね。

 

9時に映画館に入り、終わったのは14時を過ぎていましたが、

ホントあっという間でした。

 

いやぁ~どっちも良かった!

自宅に戻ってからは、映画の考察を読んだりして

あっという間に深夜にw

濃い、理想の休日でした!