2012年の春、なにもうまくいかないどん底から悪あがき的に脱出すべく
我流ランニングを初めて8年が経った。
初年度は台風の日でも、足の指3本から同時に血が出ても走り続けた。
膝を壊して階段を登れなくなっても100均のサポーターをぐるぐるに
巻いてびっこを引いて走った。
歩いたら負けという強迫観念の塊がモチベだった。
ここ最近、くじけて途中で歩いてしまう事がちょくちょくある。
空が黄色く見える。
コロナの混沌のせい?
それとも、抗えない加齢??
えっ?オレがおっちゃんから爺さんに近づいてるのか??
ガラスに写った自分の姿勢が悪くてぎょっとする。
首をギュッと後ろに直して
胸を張って走る。
空を見ると激しく濃い。
下腿三頭筋は8年の継続をそれなりにアピールしてるのに、
心のスタミナ不足が強く足を引っ張る、そんな感じ。
ゆっくり歩きながら人が走ってるのを撮って
今まで 年寄り専用と思っていた
ラジオ深夜便の雑誌が何故か気になって、
手に取ると結構面白い!
あれっ?
俺の居場所・・・ステージがすでに変わってる??
パラパラと読んだ五木寛之氏の100歳人生の生き方に
共感し、久しぶりにリアル書店で紙の雑誌を買う。
藤井フミヤ氏のメッセージ
・・・ラジオは唯一残された平和な世界だと思います。
テレビのように一日中事件やスキャンダルを
追うこともなく、
ネットのような誹謗中傷もなく、
リスナーの日常の投稿とポジティブな情報と
ニュースと音楽で構成されている・・・
昔子供っぽい!生ぬるい虚構の世界だとバカにした
「優しい世界」が逆に似合う年になったって事か。
これを「初老」っていうんなら、
別にいいわそれで。
写真はすべてRX0M2